createdbとは
createdbは、新しいPostgreSQLデータベースを作成します。
通常、このコマンドを実行したデータベースユーザが、新しいデータベースの所有者になります。 ただし、コマンドを実行するユーザが適切な権限を持っている場合、-Oオプションを使用して別のユーザを所有者に指定することができます。
createdbはCREATE DATABASEというSQLコマンドのラッパです。 したがって、このユーティリティでデータベースを作成しても、これ以外の方法でサーバにアクセスしてデータベースを作成しても何も違いはありません。
-Tオプションを指定しない場合、template1が利用される。エンコーディングとロケールは、テンプレートの設定を引き継ぐ。
template1を指定した場合は、template1に設定されたエンコーディングとロケールを変更が出来ない。
エンコーディングとロケールをテンプレートとは別の設定にしたい場合は、template0を指定した上で、-E、-lオプションを使用して変更する。
構文
createdb [connection-option...] [option...] [dbname [description]]
オプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
| dbname | 作成するデータベースの名前を指定します。この名前はクラスタ内のすべてのPostgreSQLデータベースの中で一意でなければならない。現在のシステムユーザと同じ名前でデータベースを作成する。 |
| description | 新しく作成されるデータベースに関連付けるコメントを指定する |
| -D tablespace --tablespace=tablespace | データベース用のデフォルトのテーブル空間を指定。（この名前は二重引用符で囲まれた識別子として処理される。） |
| -e --echo | createdbが生成し、サーバに送信するコマンドをエコー表示する。 |
| -E encoding --encoding=encoding | このデータベース内で使用する文字符号化方式を指定。 |
| -l locale --locale=locale | このデータベースで使用されるロケールを指定する。これは--lc-collateと--lc-ctypeの両方を指定することと等価。 |
| --lc-collate=locale | このデータベースで使用されるLC_COLLATE設定を指定する。 |
| --lc-ctype=loclale | このデータベースで使用されるLC_CTYPE設定を指定する。 |
| -O owner --owner=owner | 新しいデータベースの所有者となるデータベースユーザを指定する |
| -T template --template=template | このデータベースの構築に使用するテンプレートデータベースを指定する。 |
| -V --version | createdbのバージョンを表示し、終了する。 |
| -? --help | createdbのコマンドライン引数の使用方法を表示し、終了する。 |
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