はじめに
今回は「初学者が率先して読んではいけない書籍」を紹介します。
僕は約1年半前に異業種からIT業界に転職したのですが、
その前に約1年ほどプログラミングの勉強をしていました。
当時は技術書を買っても情報が古くなるから勿体無いと否定していたのですが、
今となっては家に技術書がたくさん並んでます。
そんな技術書ですが、読むタイミングが悪いと読む人にとって過剰な情報となり、
成長を止めてしまう可能性があるのではと考えてます。
具体的には各書籍で説明していきたいと思います。
注意事項として、記事の内容として
各書籍はどれも良書で状況を選ばなければ、確実にお勧めします。
未経験が1日も早く「実務で開発ができる」ようになるために余計な情報はインプットさせないことを目的とした内容となっています。
また、僕自身が読解力が至らないために、わかりにくい、過剰な情報と判断している部分もありますので参考程度にご覧ください。
主にバックエンドエンジニア視点で纏めてます。
読んでほしい人
- これからプログラミングを学ぶ人
- 学習を始めて1年以内の人
- 技術書を積読しちゃう人
リーダブルコード
誰もがお勧めする「リーダブルコード」
良書中の良書ですが、なぜリーダブルコードを初学者が率先して読んではいけないのか?
大きな理由としては開発が進まなくなるからです。
リーダブルコードを読んだことで、理解しやすく書こうとして
実装が進まなくなってしまう可能性が高くなります。
具体例を出してみましょう。
実務の中では計画通りに開発を進められる人が重宝されます。
炎上案件で納期が短いにも関わらず、改修箇所は大量にあった時に
極端にクソコードを書いても、期限に間に合ってシステムが動けば正義になります。
これが、コードが汚いからといつまでも時間をかけて実装していたら
PMはどう思うでしょうか?
期限に対して言えば、仕事ができないと判断されかねないです。
だからといってクソコードを許容するのは僕も許せません。
どこからかミノ駆動さんが悪魔退治に現れそうです。
結論として、程よくリーダブルコードを意識しつつ、期限に間に合わせるだけの
実装力がないうちはコードの可読性については後回し進めたほうがいいかと思います。
オススメの読むタイミング
未経験から初めてのチーム開発にアサイン後 ~ 終わった後
読まない方がいいタイミング
学習始めたて ~ チーム開発アサイン前
達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版
表紙には初級者で終わりたくないあなたへと書いてます。
これはその通りで間違いなく初学者が読むには早すぎる内容が書いてあります。
1章からCASE式について纏められていることから
SQLの基礎がありきで内容が書かれています。
ということで言わずもながら率先して読まなくてもいい本です。
オススメの読むタイミング
SQL完全に理解したとき
読まない方がいいタイミング
SQLって美味しいの?と思っている時
Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計
この書籍はアーキテクチャについて書かれています。
要するに設計フェーズで活用できるのですが、未経験の方に設計を任せるでしょうか?
もちろんいつかは任される時が来ますが、入社してすぐに、、なんてことはごく稀でしょう。
必要になった時、個人的な興味で読むのがいいです。
オススメの読むタイミング
チーム開発案件 2~3個経験後
読まない方がいいタイミング
学習始めたて ~
マスタリングTCP/IP―入門編―(第6版)
インフラエンジニアでなければ優先度は低いでしょう。
未経験のバックエンドエンジニアに、インフラの構築を依頼することは稀でしょう。
ネットワークの知識としては必須ですが、なくても実装はできます。
オススメの読むタイミング
一人で実装ができる or 興味がある
読まない方がいいタイミング
学習始めたて ~
問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造
正直、実務でアルゴリズムが必要と具体的に感じたことはないです。
ですが、知識があると段階的に問題を解決できるようになるので
よりステップアップしたい、もしくは競プロに興味があれば読むといいでしょう。
オススメの読むタイミング
一人で実装ができる or 興味がある
読まない方がいいタイミング
学習始めたて
まとめ
今回まとめた内容は
僕自身も買って読んでみたときに
理解ができず、スッと閉じた書籍をまとめました。
あくまでも、紹介した本はどれも本当に勉強になる本です。
タイミングなんか関係なく読みたい!と思った本があれば
もしかしたらその時が読み時かもしれませんね。
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